デルフトの眺望@マウリッツハウス
デン・ハーグにあるマウリッツハウスで鑑賞してきました!
フェルメール作 デルフトの眺望
1659年に描かれたデルフトの眺望
現実を忠実に描くことが推奨されていた17世紀ですが、
この絵は実際のデルフトの街並みをそのまま描いたものではないそう。
スヒー運河(コルク川)越しにデルフトの南側の街並みが描かれていますが、
手前の岸に立つ人物が本当の大きさよりもかなり小さく描かれることにより
街をより大きく見せる効果を持たせ
右端に青い2つの尖塔を持つロッテルダム門、
実際は水面にもっと突き出ており、
奥には14~15世紀にかけて建設された新教会
運河の入口にある黒い屋根のスヒーダム門、
この向きは岸壁と水平になるように変えられていて、
建物の高さも、実際よりも高低差がないそう。
時計は7時頃を示しているので、朝の情景とされています。
ちなみにロッテルダム門、スヒーダム門
共に取り壊されているので、現在見ることはできません。
実際に作品を見てみると、絵の具を何層にも塗り重ねていて、凹凸があります。
やはり写真等と本物を見るのは、随分と差があるものですね。
失われた時を求めての中に登場するこの絵
プルーストが世界で最も美しい絵と称賛した気持ちが少しは理解できそうです。
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